学校に行きたくなかった中学時代
――芸能界に興味を持ったのはいつからですか?
小学5年生からファッション誌『ニコ☆プチ』を読み出して、そのときに専属モデルだった、めるるさん(生見愛瑠)がイベントで静岡に来たんです。会いに行ったらやっぱりかわいくてキラキラしていて、こんな女のコになりたいなって憧れたのが最初だったと思います。オーディションを受けるようになって中2で1回、芸能事務所に入って。最初はモデル志望だったので、ヒールの高い靴を履いて歩くウォーキングレッスンが楽しかったのを覚えています。いつかはランウェイを歩きたいっていう夢は今でもありますね。
――中学2年生から事務所に入ってたんですね。
オーディションがある度に両親が東京に連れて行ってくれてたんですけど、大変だから事務所を探そうってことになって。中学に入ってから、部活でいじめられていたので、学校がつまらなくて、行きたくないって時期があったんです。芸能界で活躍する夢があるのにここにいるのはバカバカしいと思って、「芸能の道を頑張りたいので部活やめます」って部活を辞めました。そこから少しずつ自分に自信が持てるようになったんです。
――そうだったんですね。今は前向きでどちらかといえば強いイメージがあるので。
全然そんなことなかったです。すぐにめげていてガラスのハートみたいに弱かったと思います。「学校に行きたくない」って毎日泣いていたけど、ママに「行かなくなったら負けだよ」って言われると負けたくないって気持ちが勝っちゃって(笑)。絶対に負けないって思いながら学校に行ってました。SNSでグチグチとかはもう当時からあったんですよ。
――10代でその経験はつらいですね。
つらかったです。ひとりだったし、味方もいなくて。ある日いじめてくる子に対して「言いたいことがあるなら言ってよ」って自分の思いを話したんです。そこから強くなったなって思います。勇気を出して行動すれば何かが変わるかもしれない、諦めちゃダメって思いながら頑張ってきました。
――自分で一歩ずつ踏み出して強くなったんですね。
そう思います、心が強くなりました。それからは友達もできて無事に中学校生活を終え、高校では気の合う友達に出会えたから毎日が楽しくてしょうがなかったです。周りの人に惑わされず、自分の意思を持つことは大事だし、自分を信じることもすごく大事だなと思っています。
――向上心があるというか、いつも目標に向かって突き進んでいく感じがかっこいいですね。
大きな目標もありつつ、ちっちゃい目標も立てて1個ずつクリアしていくほうがいいかなと思って。少しずつ経験を重ねてだんだん大きくなれるように頑張りたいです。