【岡本太郎、サルバドール・ダリ】芸術の秋は20世紀を代表する美術界の2大奇才の聖地巡礼を【比べて楽しむアート回遊録|とに〜】_1
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芸術の秋は20世紀を代表する
美術界の2大奇才の聖地巡礼を!

 7月より大阪を皮切りに、東京・名古屋と巡回する史上最大規模の岡本太郎展が開催されています。没後25年以上たった今もなお、老若男女問わず多くのファンに支持される昭和の奇才・岡本太郎。その聖地とも言うべき場所が、南青山にある岡本太郎記念館です。岡本太郎が40年以上暮らしたアトリエ兼住居が記念館として公開されています。

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当時のままの姿で残されているアトリエや、太郎グッズで埋め尽くされた応接室など、見どころは多々ありますが、個人的にオススメなのは太郎ワールド全開のお庭。日本各地にある太郎作品の原型や立体オブジェが所狭しと並んでいます。そのパワーの影響を受けてなのか? 植物の発育っぷりもすごい。そんな岡本太郎記念館では現在、84年にわたる岡本太郎の人生と没後のさまざまなプロジェクトを紹介する展覧会『岡本太郎の1世紀』が開催中。パリから帰国した直後に描いた秘蔵の作品は特に必見です。

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 さて、美術界の奇才といえば、ヒゲがトレードマークのサルバドール・ダリも。岡本太郎と直接、交流した証拠こそないですが、スペインからパリに渡り同時期に活動しています。ダリファンの日本人は多く、大型スポーツショップ・SUPER SPORTS XEBIOでお馴染みの「ゼビオ」を創業した諸橋廷蔵氏もその一人。彼のコレクションをもとに福島県の裏磐梯高原に1999年に開館した諸橋近代美術館は、まさにダリファンの聖地。そのコレクションは、アジア最大級(世界でも4番目!)でダリの立体作品に限って言えば、世界一を誇ります。ここでしか買えないダリグッズも多く、連日ファンでにぎわっています。そんな諸橋近代美術館で開催されているのが、美術館の6人のキュレーターが部屋の住人となって、コレクションをそれぞれのテーマで紹介するというユニークな展覧会。「コレクター」や「材質」といったテーマもあれば、「スキャンダラス」というちょっとアダルトなテーマの部屋も。なお、この展覧会の音声ガイドを担当しているのは、私とに~です。これが音声ガイドデビュー。凡才も凡才ですが、無料で聴けるのでお耳に合いましたら。

『岡本太郎の1世紀』
【岡本太郎記念館】
東京都港区南青山6-1-19
開催中~11月20日
TEL:03-3406-0801
https://taro-okamoto.or.jp/

『コレクションをめぐる
6つの部屋「ルームス」』

【諸橋近代美術館】
福島県耶麻郡北塩原村檜原剣ケ峯1093-23
開催中~11月13日 
TEL:0241-37-1088
https://dali.jp/exhibition

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