小さな幸せを感じることができるのがヨガと自転車の共通点

「最近は見られるのもアリかも?」自転車とヨガを融合させたサイクルヨガの創設者“後輩ちゃん”を直撃!_2

──後輩ちゃんが感じている、ロードバイクの魅力は?

自転車に乗った日は、その1日がすごくよかったなと思えるんですよ。日々の生活でいっぱいいっぱいなときでも、自転車に乗ると日常では気づかなかったことに気づけるんです。

自転車に乗って自然を感じたり、行ったことのない街に行って「こんなところに、こんなお店があるんだ!」って知ったり。

体を動かして、おいしいものを食べて満たされて帰ってきて、1日がすごく楽しかったなって思えるのが自転車です。

──インスタグラムを見ると、いつも食べてるイメージが強いです。

食べることが大好きなんですけど、自転車に乗ると好きなだけ食べてもまったく罪悪感がないんです(笑)。

往復100キロぐらい走ることもあるので体力が必要ですし、行動食としても必要だから食べるという部分もあるんですけどね。

──ロードバイクを始めてよかった?

よかったなって思います。大人になってからたくさんの友だちができたのは、自転車のおかげでもありますから。いろんな場所でさまざまな年代の方と出会えて、そこでお話しして盛り上がって、一緒に走ろうよということにもなる。
自転車のおかげで、人の輪がすごく広がりました。

──ロードバイクの魅力とヨガの魅力は重なる部分があるんでしょうか?

ヨガには瞑想がありますけど、自転車に乗っているときの状態はヨガの瞑想に似ていると思うんです。ヨガでは静かに座って“静的な瞑想”をしますが、自転車は“動的な瞑想”というか。

無我夢中に自転車に乗っていると、余計なことは考えていられない。そうやって無心で漕いでるうちに、ずっと動いている状態が続くと、“動的瞑想”に入りやすい。瞑想をして雑念がない時間が生まれると、走ったあとの脳がクリアになる。

脳がクリアになると、仕事の量や質も向上する。スッと心が楽になって、すごく小さな幸せに気づくことができます。その感覚が、ヨガと自転車には共通していると思うし、私が感じる魅力です。