結婚について友香子さんの思うこと
――お姉さんも、登坂さんも土性さんも結婚されました。
将来的には、結婚して、子どもも産んで、女性としての幸せもつかみたいなと思っています。でも、レスリングができるのは今だけ。本当に今だけしかできないので、結婚はその先でいいと思っています。
姉が妊娠している間、レスリングができない姿を見ているので、それがよくわかりました。しかも姉は今子育てをしていて、自分のことだけに集中はできない。本当に、自分の夢に100%打ち込めるのは今しかない、と実感したし、梨紗子からもそう言ってもらっているので。
――レスリングを続けるとなれば、体を鍛えて、大きくしなければいけない。女性として、葛藤はありますか?
一般的には華奢な女性が魅力的だと思われているのでしょうが、私は(62キロ級で戦うために)身体を大きくしなければいけなかったので、食べるのも練習です。ただ太ればいいわけじゃないので、お菓子は週一回と決めて、休みの日には好きなスイーツも食べます。
体も大きいし腕も太いので、細い人に憧れる気持ちもありますが、トレーニングをして鍛えた結果の体なので、それを嫌だとは思いません。
――レスリングの選手としてここはすごい、という自慢の体の特徴とかはありますか?
自分ではわかりませんが、梨紗子にはよく、「背中がすごい、やばいよ」と言われます(笑)。それも、普段の練習やウエイトトレーニングの成果ですから。
――休日はどう過ごすことが多いのでしょう。
基本的に休みは週1回。休みの日にはメイクをして出かけます。外に出て買い物をするか、家でYouTubeを見るか、どっちかですね。買い物に行って見るのは、洋服、アクセサリー、インテリアですね。お花を部屋に飾るのが好きなので、よくお花を買います。花と言っても、遠征で留守が多いから枯れない花ですけど(笑)。
――出かける時はひとりですか、それとも後輩たちと一緒に?
以前は梨紗子とも出かけましたが、いまはひとりですね。自分の買い物にほかの人を付き合わせるのが苦手です。買うまでにすごく迷うので、後輩にも気を遣っちゃいます。
――撮影で着たセットアップの衣装はいかがでしたか?
めっちゃ可愛かった。でも私の場合、お店で可愛いなあと思っても着れない服が多いので、必ず試着をしないと。例えば、首が詰まりすぎていると体がもっと大きく見えるんです。だから、可愛い洋服を選ぶより、まずは「着られる」ことが先です。
――いまも練習の拠点は至学館大(愛知県大府市)の体育館ですか?
いいえ、本拠というわけではありません。いまは東京と半々くらいですね。姉のいる石川にも行きます。東京では、日大や自衛隊でも練習させてもらっています。移動は好きです、苦ではありません。新幹線の中では音楽を聴いて寝ています。姉の影響で、倖田來未さんやK-ポップも聴きます。
――映画やドラマは見ますか?
アマゾンプライムで『バチェラー』とか。
――YouTubeで気に入っているのは?
美容系の、吉田朱里さんのYouTubeとかですね。コラボ化粧品も買ったりしています。でも、元の顔が違うので、朱里さんのようにはなれません(笑)。YouTubeを見ていて、朱里さんは努力家の人だって伝わってくるので、すごいなあって。お化粧するのは楽しいですね。でも、週に一回なので、化粧品がなかなか減りません(笑)。
取材・文/小林信也 編集/星山江里可 撮影/神田豊秀 ヘアメイク/榎田茉季 (ROI) スタイリスト/伊藤あかり