コンビニやスーパーでは販売していない理由とは?

―ASMR動画でもすごくバズっていますよね?

「グミッツェル」のパリパリとした独特な食感が、ASMRの世界で注目されたのには驚きました。2019年秋頃、さまざまな方がグミッツェルの咀嚼音を録音した動画を多くアップされるようになっていたので、新宿ミロードのポップアップストアで2020年の2月から自分で食べた咀嚼音を録音できるコーナーを設けました。

ですが、コロナ禍となり稼働を休止しているので、またいつか落ち着いたら皆さんがお買い物ついでに楽しんでいただけるコーナーを作れたらと思います。
ちなみにカンロ公式のYouTubeでグミッツェルの咀嚼音をアップしていますが、9万6000回(9月上旬現在)再生されていて、販売数の伸びにも貢献していると考えています。


―販路を自社の直営店と公式オンラインに絞っているのは?

グミッツェルを販売している「ヒトツブカンロ」は、もともとは弊社の100周年事業として始まりました。
自社で管理できる直営店のため、一般流通では販売できない繊細な商品にチャレンジできます。グミッツェルは外側がパリパリとした加工なので、そのままだと割れやすくとても繊細な商品のため、1個ずつトレーに入れた包装によって販売を実現しました。

現在、グミッツェルは東京駅のグランスタの直営店、新宿ミロ―ドのポップストア(2022年12月末まで)と弊社のオンラインストア(Kanro POCKeT)のみで扱っています。

直営店「ヒトツブカンロ」は、キャンディの価値をもっと上げたいというのが出発点です。キャンディやグミは気軽に食べられるお菓子ですが、あげたりもらったりする楽しさがあって、人と人を繋ぐ一助になれば、との想いを商品にのせて運営しています。

累計販売数1200万枚の大ヒット! 誕生から10年「グミッツェル」が今でもバズる理由_3
衝撃ですくに割れてしまうので、1つずつトレーに入れた包装に