AGA治療のネガティブなイメージを払拭

「多くの男性が治療を受けないのは、AGA治療に対するイメージがあまりよくないからでしょう」と話すのは、オンラインAGA治療サービス「Oops HAIR」(https://oops-jp.com/hair/)を運営する株式会社SQUIZ代表の平野巴章氏だ。

「AGA治療に関する広告を見ても、薄毛は未だにネガティブなイメージが強いように思います。薄毛になる自分を恥ずかしいと感じてしまうから、本格的にAGAが進行するまで目を背けてしまい、治療が遅くなってしまう。薄毛に悩み始めるのは20~30代、早ければ10代で悩む人もいるのに、薄毛治療のクリニックの多くの患者は40代以上です」(平野氏)

薄毛の診察から処方までオンラインで完結。最先端のAGA診療「Oops HAIR」_2
株式会社SQUIZの代表取締役・平野巴章(ひらの・ともあき)氏。1991年大阪生まれ。広告代理店にてクリエイターとして多くの企業のマーケティングやブランディング、クリエイティブ制作を担当。2020年株式会社SQUIZを設立。2021年オンライン診療ブランド「Oops」をローンチ

薄毛は決して恥ずかしいことではない、と平野氏は強調する。一方で、「薄毛であることで、人生の選択肢が狭くなることもある」と続ける。

「薄毛が気になり始めたことで、サーフィンに行くことに後ろ向きになってしまった人を知っています。あるいは、美容院で髪を染めたり、パーマをかけたりしなくなってしまった人もいます。薄毛を治療することで、趣味や髪型を楽しめるようになるなら、それはすごくポジティブな変化ですよね」(平野氏)

平野氏自身も20代の頃、髪の状態が気になり出した時期があったという。ネットでAGA治療を調べた結果、辿り着いたのは東京メモリアルクリニック。薄毛治療の“レジェンド”と名高い佐藤明男医師が理事長を務めるクリニックである。この出会いが平野氏にとってのターニングポイントとなった。

「東京メモリアルクリニックでAGA治療を受けた際、ED治療やAGA治療が抱える課題についてお話しました。すると、先生方も大いに共感してくださり、一緒に事業を作っていくことになったんです」(平野氏)

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日本臨床毛髪学会・理事を務める佐藤明男医師。医療法人TMC理事長、さとう美容クリニック院長。北里大学医学部形成外科・美容外科客員教授(写真提供/株式会社SQUIZ)

このとき、平野氏の中には事業の構想が浮かんでいた。適切なAGA治療を適正な価格で受けられ、世の中に蔓延する薄毛へのネガティブなイメージを払拭し得るサービスがあったなら––それがOops HAIRローンチのきっかけである。

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従来のAGA治療のイメージとは一線を画す新しいサービス「Oops HAIR」(写真提供/株式会社SQUIZ)