寝る前は40 ℃〜41℃がおすすめ

ところが、実はこの厄介な「仕事モード」を強制的にオフにする簡単な方法があります。それが「バスタブに浸かる入浴」です。入浴は「肌にお湯がふれる」「浮力作用による脱力」など強制的にオフスイッチを押してくれることが千葉大学の研究で実証されています。実際に入浴を行うことで睡眠の質が上がったり、入眠に問題がなくなったりなどの研究報告も多数あります。

人は深部体温がいったん上がって、それが下がる時に深い睡眠に入りますので、女性や帰宅後うたた寝して体温を下げがちな方は特におすすめです。

シャワーより半身浴、さらに全身浴のほうが水圧や浮力による作用が大きくなるため、精神の疲労も肉体の疲労もより回復することが分かっています。

最後に注意してほしい点は、お風呂の温度を上げすぎないことです。40 ℃〜41℃のお湯が最もおすすめです。基本的に42℃以上は交感神経のスイッチを入れてしまうので、熱いお風呂やシャワーは目覚めに活用してください。

現代人の快眠を阻む最大の敵! 知っておきたい入浴とスマホのコントロール法_2

【ベストな入浴3つのポイント】
⓵リラックス効果が最大に保証できるのは全身浴
②42℃ 以下の湯温でリラックスすべし
③体温が低い人やうたた寝で体温を下げてしまう人は特におすすめ