美味しさもバリエもアップ! おすすめの非常食
非常食というとなんとなくあまり美味しくないイメージがあるかと思いますが、最近は商品開発が進み、美味しさもバリエーションもアップ!
私が今までさまざまなメーカーの非常食を食べ尽くした中から、おすすめの商品を紹介します!
吉野家なので、シリーズで牛丼ももちろんあるのですが、あえて焼塩さば丼を選んだのは、さばが柔らかく、高齢者にも食べやすいからです。災害時に魚を食べることができるのは本当に貴重! タンパク質、ビタミンB群がしっかり取れます。温めなくても缶を開ければすぐに食べられる点もおすすめです。
suzushige 玄米ジューシー
沖縄県産のもずくと塩が原材料で、災害時に不足しがちなミネラルや食物繊維を取ることができます。もずくがたっぷり入っていて玄米も食べ応えあり!
ハサミがなくても手で開封できるので、子どもでも扱いやすいです。常温で7年と長期保存OKなので、備蓄にぴったり。
お湯または水を注ぐだけでおにぎりが完成! 手を汚さずおにぎりができるので、子どもも食べやすいです。鮭、わかめ、五目おこわ、昆布の4種類ありますが、どれも具がしっかり入っていて食べ応えがあり、もっちりしたお米の食感を味わえます。アウトドアにもおすすめです。
商品名通り、関西風の優しい出汁にホッとします。麺はつるりと喉ごしがいい! 特殊な缶を使用しているので、熱くならず、手で持つことができます。保温性も高いので最後まで温かいうどんを食べられるのがポイント。体調が悪くなった時の強い味方になってくれそうです!
開封するとスプーンが入っているので、食器がなくてもすぐに食べることできます。お湯や水を入れますが、そのままでも美味しく食べられます。ピラフ味はスナック感覚で食べられて、子どもにもおすすめ。わかめ味はわかめご飯と変わらないクオリティ! 食べ終わった後は小さく畳めるので、ゴミの心配が少ないのもポイントが高いです。
乾燥した餅と餅を戻すための水、あんこもセットされていているので、これがあればいつでも和スイーツを食べることができます。1分間水に浸すだけでモチモチ柔らかなお餅に。
あんこはこっくりした甘さでお餅にマッチ。災害時に甘いものがあるとホッとできるので非常食のラインナップに入れておくのもいいでしょう。
その他、せんべいやビスケット、グミ、飴などのお菓子類は軽いので非常持ち出し袋に入れておくと、避難所生活で子どもの気持ちを紛らせるのにも役立ちますよ。
また、季節によりますが、避難生活では空調が完備されているとは限らないので、熱中症対策として、水分だけでなく、塩分も摂ることが大切。塩分チャージのタブレットや電解質ドリンクなどあると安心です。
さらに暑さ対策として、冷凍庫には凍らせたペットボトルの飲料水を何本か入れておくといいですよ。冷蔵庫が停電しても保冷剤代わりになりますし、部屋を冷やしたり、溶かして生活用水としても使えたりします。
災害時にいざ食べてみて、好みの味じゃなかったりすると、食べても元気になれないものです。防災の日をきっかけに気になる非常食を試食してみて、美味しいと思うものを揃えるようにしておくのはいかがでしょうか。
取材・文/百田なつき