第2位:『ファニーゲーム』(1987年)

鳥肌不可避! 映画史に残る残虐変態アウトローな「やばい奴」ベスト5_4

〝やばさ〟のベクトルが『ネクロマンティック』とは異なるが、ミヒャエル・ハネケ監督作『ファニーゲーム』(1987年)と、そのハリウッド・リメイク『ファニーゲーム U.S.A.』(2008年)に登場する、二人組の青年も相当に〝やばい奴〟らだ。

共に白い服を着たその二人組のキャラクター造形は、とにかく不快極まりない。休暇中の主人公一家の別荘に、突然現れる、謎の二人組。

彼らは「たまごを譲ってほしい」という口実で相手の善意につけ込むと、ただひたすらターゲットの神経を逆なでするかのような振る舞いを連発。その後、相手の忍耐力がピークに達したところでいよいよ本性を現し、主人公一家を拘束。〝ゲーム〟と称する理不尽な暴力で、何の罪もない主人公一家を責め苛む。

そうした所業そのものもさることながら、一見ヘラヘラ、オドオドした態度や要領を得ない言動と、嗜虐的な行いのギャップがもう不愉快さ満点。

まったく共感ができない、危険で卑劣な悪の〝やばい奴〟である。