よく使うものはその行動をする時の近くの場所に置く

ものを「使っているもの」と「使っていないもの」に整理ができたら、ステップ2の収納する(もののおうちを決める)に取り掛かります。

持ち物は、それぞれ使用頻度が異なります。「使っているもの」の中でも「よく使う=1軍」と「あまり使わない=2軍」がありますよね。しっかり分けておくと、収納がスムーズに決まります。
1軍のものは、よく使うので、何のストレスもなく無理せず出し入れできる一等地に置きます。
2軍のものは、たまに使うぐらいなので多少出し入れしにくい場所でもOKです。

だいたい散らかったり、「ものを戻すこと」ができなかったりするのはそもそも設定した収納場所、収納方法が合っていないことが多いのです。

例えば、リビングと子どもの個室が離れた場所にあったとしましょう。
子どもが個室ではなくリビングでお絵描きするなら、リビングに文房具の収納場所を。これだと取り出しやすく片付けもしやすくなります。
もし、文房具の収納場所は離れた個室、と設定したらどうでしょうか。たちまち子どもは面倒になり、個室へ戻しに行かなくなるでしょう。その距離がとても遠く感じてしまうのです。

よく使うもの=1軍のものは、その行動をする時の場所の近くにまとめておくのが鉄則です。一歩でも、一秒でも近くに収納場所を決めます。

また、あまり使わないもの=2軍のものと混ざらないようにするのもポイント。
2軍のものは、1軍ものとは別の場所に置いて区別するように。

同じ空間に1軍と2軍が混ざっていると、物を出しにくく、戻しにくい大きな原因になります。別の場所に置いたり、収納用品などで仕切ったりして混ざらないようにします。

子どもが自主的に片付けられるようになる! ものの「おうち」の決め方_1
文房具類は、子どもの手が届きやすい場所に収納