いつでも引っ越せる賃貸は気軽!

賃貸のメリットは、なんといっても身軽さです。収入や家族の人数、通勤や子どもの通学に合わせ、好きな住居に住み替えていくことができます。住宅ローンを組んでしまった後で万が一、リストラなどで収入が大きく下がった場合、家計は逃げ道がありませんが、賃貸であればより安い住居に引っ越すという選択肢があるのもメリットといえるでしょう。

引っ越しが簡単で住宅ローンに縛られないため、転職で新天地に行きたい場合も、決断しやすい。もし地震や災害で住居か被害を受けても、賃貸であれば、また新しい家に引っ越せばよいだけですので気楽です。

ただし、賃貸は必ずしも希望する物件に住めるとは限りません。特に、ファミリー向けの物件は少なく、子どもの学区域が人気のエリアだと予算が大幅にオーバーするケースもあります。年金生活になり、安い部屋を探したい場合も、現実問題として高齢者は部屋を借りられないわけではないのですが、選択肢が狭まります。

また賃貸は、住宅の品質にあまり期待できないのも難点。収益率を上げるため建築コストが低く抑えられているので、たとえば高気密高断熱といった高性能な住宅は、ほぼ見つかりません。実際、僕の今の家は一戸建ての賃貸ですが、断熱性が弱く、夏は暑くて冬は寒い…。こうした住宅は、冷暖房費が高くなるという欠点もあります。

【賃貸のメリット】
●住みたい場所に気軽に住める
●いつでも引っ越せる
●収入に合わせて賃料を上下できる
●万一災害に遭っても移動できる

【賃貸のデメリット】
●住まいの機能が低いことが多い
●希望する物件に住めるとは限らない
●インフレリスク