他のお客に寝顔を見られない? 快適な移動が実現する「リラックス」

次に須田氏が紹介するのはWILLER EXPRESS(以下、ウィラーエクスプレス)が運行する「Relax(リラックス)」というシート。

ジャニオタも遠征でフル活用の最新高速バス「安いけどツライ…」は時代遅れ?_3
(提供/WILLER EXPRESS)

「“ピンクの高速バス”としてお馴染みのウィラーエクスプレスの『Relax(リラックス)』は、全席にカノピー(寝顔が隠せるフード)が付いている4列シートのバス。寝顔を見られずにリラックスできることから、主に女性からの人気が高いです。シートピッチも高速バスにしては広めで、背もたれ・座面・腰の3つパーツで厚みや柔らかさの違うクッションを採用しており、全席にヘッドレストやレッグレストを完備した心地よい空間となっています」

また、シートを数回リニューアルしており、最新のリニューアルでは隣り合う2席の間に設置した仕切り板が顔の高さまで大幅に上げられているため、プライベート感を確保するとともに周囲との接触を減らすことができ、一定のコロナ対策にもなっているそうだ。

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(提供/WILLER EXPRESS)

運賃は安い時期で、東京~大阪間の基本料金が4000円台とお手頃価格。須田氏も「安さを重視しつつも、それなりに快適に移動したい人にぴったり」と太鼓判を押す。

「安かろう悪かろう」とはならない、東北に行くなら「MEX八戸」「MEX青森」

続いては、岩手県北自動車南部支社が運行している首都圏~八戸・青森便の「MEX八戸」「MEX青森」をご紹介。

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(提供/岩手県北自動車 南部支社)

「このふたつのバスは、首都圏と青森県の八戸市、弘前市、青森市を結ぶ夜行バス。車両前方が4列ワイドシートで4000円台、後方が3列独立シートで最安5000円台と東北便にしてはかなりの安さを誇っています」

東北への夜行バスだと破格の安さだが、須田氏によると、このバスの強みは決してリーズナブルさだけではないとのこと。

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(提供/岩手県北自動車 南部支社)

「3列独立シートの座席は、前後左右を仕切ることができる個別カーテンを装備しており、4列ワイドシートのほうも、プライバシーカーテン、プライバシーシェードを装備するなど設備が充実。シックな色合いの腰当てのクッションや可動式の枕もつき、見た目的に高級感があるのも高評価です。さらにフットレストやレッグレストも搭載されているなど、至れり尽くせりの設備なんです」