人前に出ないだけで面白い人がまだまだいる
――みなさんが10代の時に始まった「ネット大喜利」が発展していって、今また10代の子につながっているのは熱い展開ですね。今、注目すべき大喜利プレイヤーは?
六角電波 もともとがネットとか会議室でやっていた内輪の界隈ですから、進んで人前に出ないだけで面白い人はたくさんいます。例えば、OGAKUZUZさんとか、もとから界隈では面白いって評判だったのを、小川さんが見つけてくれてライブに出始めた。まだまだ面白い人が出てくると思いますよ。
Yes!アキト メジャーなところで言うと、真空ジェシカもそうですし、キュウのぴろさんが大喜利やってて面白いんだっていうのも見てほしいですね。あと、僕は田んぼマンがおすすめ。田んぼマンっていう、田んぼマンっぽい人がいるんですよ。
六角電波 まだ彼に誰も会ったことがない状態のオフ会で、駅で待ち合わせたんですが、改札を通っていく人たちの中からなんとなく「あれが田んぼマンさんじゃないですか」って言った人が本当に田んぼマンさんだったんですよ。
一同 (笑)。
六角電波 それと、僕は直泰さんがおすすめです。「大喜る人たち」にも呼んでほしい! 面白いし、自分もあんな回答出せたらなぁって思います。
寺田寛明 直泰はまだ理解されるのに時間かかるんじゃない?(笑)
六角電波 いや、いけるんじゃないですか(笑)。
ぺるとも 僕は蛇口捻流さん。絶対面白い。彼を面白くないって言ってる人を見たことないし、彼のコンビのデッサンビーム自体が面白い。
――主催者としてプレーヤーを呼ぶ側の小川さんはいかがですか?
小川悠介 この間ライブにお呼びしましたが、フランツ土岐さんが面白かったです。
一同 あー! めっちゃ面白い!
Yes!アキト なんだろうねアイツ、面白いんだよね。
警備員 手数(回答数)も多いし。
寺田寛明 髪の長さがすでに面白いですよね。
一同 (笑)。
小川悠介 それと、人ではなくて動画ですが、「大喜る人たち」初期の「睡眠不足のプログラマーが作ったポケモン、どんなの?」をぜひ見ていただきたいです。
――経緯や出演者を知らなくても、切り取った動画でも楽しめるのは大喜利のよさですね。
Yes!アキト 初見の人には見方がムズい界隈ではありますね。誰が芸人で誰が素人なのか把握しにくいという……でも、だからこそライブで自己紹介から見ると、さっき言っていたような相乗効果も感じられて楽しめるのでおすすめですね。
冬の鬼 やっぱりライブ全編を見てほしいですよね、前のお題の流れがあったりもするから。
寺田寛明 「大喜利渋谷杯」をやってみてよくわかったんですが、主催者は規模が大きくなるとしんどいんですよ(笑)。ライブは今くらいの規模で続けながら、テレビとかのもう少しメジャーな場所に今のメンバーを持って行けたらと思います。
警備員 『スピードワゴンの月曜The NIGHT』(ABEMA)に呼んでもらったときみたいな。
寺田寛明 はい。なので、配信でメジャー度を上げてくれた「大喜る人たち」にはとても期待しています。
取材・文/宿無の翁
撮影/幸地一成