ドクタローが魅せる、唆る科学

さて、待望の『Dr.STONE』初めての舞台化! 公式サイトの概要は下記の通りです。

「親子で楽しめる演劇」をコンセプトに、『Dr.STONE』の世界に入りながら実際に科学実験を行う「サイエンスショー」を実施し「演劇を楽しみながら科学を学ぶ」ことができる。

ドクステの情報が発表されたとき、もっともファンを驚かせたのが、ドクステオリジナルの登場人物・ドクタローの存在です。
元素記号があしらわれた黄色いつなぎを身に纏い、満面の笑みを浮かべるアフロヘアーのドクタロー。

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両手でアルファベットのSを作り、サイエンスポーズを取るドクタロー。ドクタローは科学が大好き ©K.B/S,DSTS

物語を通して、科学の素晴らしさを人々に知ってもらうのが仕事だというドクタローは、ステージ上で八面六臂の大活躍!
石の世界(ストーンワールド)へ観る者を誘い、千空たちについて解説し、歌い、踊り、そして、随所でサイエンスショーを見せてくれます。

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サイエンスショーを登場人物たちもお手伝い。写真は、大樹と杠。 撮影/平沼久奈

公演中に何度か挟まれるサイエンスショーは、実験を見せるだけでなく、観客も参加できる飽きさせない趣向。

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酸化カルシウムの発熱反応の実験の様子。身近な活用例を挙げてくれるので子どもでも親しみやすい 撮影/平沼久奈

私は6歳の娘と一緒に観たのですが、公演後、手軽にできる磁石の実験を、ドクタローの真似をしてやってみていました。初めはうまくいかなかったのですが、何度か試して成功! キラキラ目を輝かせた娘は、そこから、自分なりに色々試していました。

サイエンスショーで出された石のクイズにも、意外なことに興味津々。大人でも感心する答えに、子どもはびっくり。家族にもクイズを出題するほど気に入ったようです。

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物語では、クロムの石コレクションが重要な役割を果たす ©K.B/S,DSTS

「科学に失敗はつきもの」「失敗しても科学を嫌いになる訳がない、むしろそこが面白い」というドクタローのメッセージが、娘にも届いていることと思います。ビバ! サイエンス!