学校ではなかなか出会えなかった同じ志を持つ仲間

──SKY-HIさんからは、ソロアーティストとしての道だけでなく、一緒に曲を作ることやいくつもの道が提示されていましたね。

オーディションが終わった直後にミーティングをさせてもらって、そこでも「どうしたい?」って熱心に聞いてくださいました。高校に行って、大学に行って、っていう生活の中で、音楽で生きていくっていうことに対して同じモチベーションを持った人に出会う機会がなかなかなくて。

それで、僕が「THE FIRST」に応募した目的のひとつに「同じ志を持つ仲間に出会いたい」っていうのがあったんですが、オーディションでBE:FIRSTの7人に出会えて、例えばダンスや音楽の趣味が近いSOTAがいたりして、その夢はその時点で叶ったんですよね。審査の中で、SUNNY BOYさんが作った曲を歌い、s**t kingzさんの付けた振りを踊るっていうすごい経験もさせてもらって、そのうえであの7人がグループになったのを見た時にやりきった感覚がありました。

それに、「THE FIRST」によって自分で音楽を作って届けることに一番の幸せを感じると気付かせてもらった。なので、完全に切り替えてソロアーティストとしてやっていこうと思ったので、SKY-HIさんには「ソロでやりたいです」と言わせてもらいました。

その直後にBE:FIRSTの「First Step」をNovel CoreとSKY-HIさんとm-floの☆Taku Takahashiさんと作らせてもらったり、いろんなチャレンジをさせてもらえる最高の環境はBMSGならではという感じがしています。

──「THE FIRST」の前にやっていたソロの表現とAile The Shotaとは何か明確な違いがあるのでしょうか?

曲を作る時のクリエイティブへの向き合い方は変わってないですね。自分が聴きたい曲、踊りたい曲を作るためにその時の心情を書いていく。ゆったり気持ちよく乗れて、且つキャッチーっていう。

大きな違いとしては、「THE FIRST」によって「何のために技術があるのか?」っていうことと向き合うようになりました。歌に対するクオリティの求め方が大きく変わり、底上げしてもらった感じがしています。