「5万円以内でも十分」知人のカメラマンを頼る方法も
一方で、七五三の費用を抑えるために、撮影方法を工夫する家庭もある。
例えば、知人を通じてフリーランスのカメラマンを紹介してもらい、写真館ではなく神社などで撮影する方法だ。
撮影場所や衣装の用意の仕方によっては、費用全体を5万円以内に収めることも考えられる。都内在住の40代女性がいう。
「写真館で全部お願いすると、夫から『写真だけでこんなにかかるの?』と言われ、知人を通じてカメラマンを紹介してもらって、必要なものだけ自分たちで手配することにしました。特別なアルバムよりも、子どもの自然な表情が写真に残れば十分だと思ったんです」
実際、出張撮影サービスの中には、1万〜3万円程度からカメラマンに依頼できるものもある。
もっとも、撮影料金だけで七五三が完結するわけではない。衣装のレンタルや着付け、初穂料などは別途必要になる場合があり、撮影場所によっては許可や追加料金が必要になることもある。
また、写真館には衣装選びから着付け、撮影までまとめて任せられるという利点もある。慣れない和装で長時間過ごす子どもにとって、手間を減らせることは大きなメリットだ。
費用を抑えるために自分たちで手配するか、お金を払って専門店に任せるか。どちらが正しいという話ではない。
七五三は本来、子どもが無事に育ったことに感謝し、これからの成長を願う行事だ。
10万円をかけて豪華に祝う家庭もあれば、5万円以内で工夫する家庭もある。写真や衣装にこだわることも、家族だけでささやかに祝うことも、それぞれの選択だろう。
ただ、子どもの一生に一度の節目だからこそ、親はつい財布のひもが緩んでしまうもの。
「せっかくだから」という気持ちと、家計の現実。その間で、今年も多くの親たちが七五三の準備に頭を悩ませているのかもしれない。
取材・文/集英社オンライン編集部













