物価高だけでは説明できない七五三の費用
近年は物価高によって、さまざまなサービスの料金が上昇している。
大手写真館のスタジオアリスも2026年3月から撮影料と一部商品の価格を改定。原材料などの高騰で従来の価格維持が難しくなったと説明している。
ただし、七五三に10万円かかること自体を、最近の物価高だけで説明するのは難しい。
写真館での撮影や衣装のレンタル、祖父母を交えた会食など、費用がかさむ要素は以前から存在していたためだ。
また、同じ写真撮影でも、データだけを受け取るのか、立派なアルバムを制作するのかによって金額は変わる。親だけでなく祖父母に写真を贈る場合には、追加の出費が生じることもある。
スタジオで衣装を何着も替えて撮影する家庭がある一方、神社への参拝を中心に、記念写真だけを残す家庭もある。
つまり、七五三の金額を左右するのは、物価だけでなく、それぞれの家庭がどこまでお祝いをするかという選択でもある。
実際、ミツモアの2025年の調査では、回答者の82.7%が七五三の準備で費用を抑えたいと感じていた。
子どもの成長は祝いたい。しかし、できることなら出費は減らしたい。そんな親たちの思いが数字にも表れている。













