「気づけば10万円」七五三にかかるお金の内訳
11月15日は七五三。神社に晴れ着姿の子どもたちが集まり、家族で健やかな成長を祝う日本の伝統行事だ。
もともとは3歳の「髪置」、5歳の「袴着」、7歳の「帯解」といった儀式に由来し、江戸時代から広く親しまれるようになった。
しかし、現代の七五三は、神社への参拝だけで終わるとは限らない。
着物のレンタル、着付け、ヘアメイク、写真撮影、アルバム制作、さらに祖父母を交えた食事会。ひとつひとつは子どものための出費でも、合計するとまとまった金額になる。
実際に七五三で約10万円を支払ったという、東京都内在住の40代男性はこう振り返る。
「最初から10万円も使うつもりだったわけではありません。でも、子どもの着物や写真撮影などを考えていくと、結果的にそのくらいの金額になりました。毎年ある行事ではありませんし、せっかくだからきちんと残してあげたいという気持ちがありましたね」
一生の記念になる写真だからこそ、費用を抑えることにためらいを感じる親もいるだろう。
とはいえ、七五三に10万円という金額は、一般的な家庭にとって決して小さな負担ではない。
写真撮影サービスなどを手がけるミツモアが2025年に実施した調査では、七五三全体にかけた費用は「5万〜10万円」が34.6%で最多。「10万〜15万円」が17.3%、「15万〜20万円」が8.2%だった。
一方、出張撮影サービス「OurPhoto」が2024年に公表した調査では、七五三の実施費用は「1万〜4万円未満」が37.6%で最多。10万円以上は4.8%にとどまった。
調査対象や集計条件が違うため一概には比較できないが、七五三にかける金額は家庭によってかなり差があることがうかがえる。
そもそも、七五三に多額の費用がかかるのは最近始まったことなのだろうか。













