年金の不足分を補えるだけの資産をつくっておく

老後のゴールは明確だ。

「60歳時点で、年金の不足分を補えるだけの資産(マネーマシン)をつくっておくこと」

これができるペースで資産形成が進んでいるなら、「終わり」を考えていい。それ以上は過剰である。ゴールテープを切った後は、もう必死に積立を続ける必要はないし、このままのペースであれば到達できそうだなと感じた時点で、そこからは積立額を増やす必要もない。稼いだ余力は今からどんどん使っていく思考に変えられる。

コップから溢れた水を、罪悪感なく使い切る人生にシフトしよう。

〈ワーク〉必要な老後資金を計算する

必要な老後資金は、以下のステップで整理できる。

➀今の生活費を洗い出し、将来なくなる費用(子育て費用など)を除いて、「老後に必要な生活費の目安」を出す。
➁ねんきん定期便などを元に、将来もらえる年金額を試算する。
➂インフレリスクを考慮する。
➃差額を60歳以降、「取り崩し型の運用」「配当収入」「労働」のどれで埋めるかを決める。

例えば老後の生活費が35万円、年金予想が夫婦合わせて20万円なら、毎月の15万円の赤字をどうやって埋めるかを考えよう。
具体的には、60歳までに積み上げた元本+退職金をベースに運用し、

➀インデックスファンドの取り崩しを行う
➁配当金を生活費に充てる
➂足りなければ労働や事業収入で補う 

ただし、足りない分を労働で補うことは70代、80代になれば難しくなる。60歳までに➀➁で不足分をつくる想定をしておくほうがいい。

文/IK 写真/shutterstock

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