「色々投稿試し中」政府公式Xに反響
政府の公式SNSは、どこまで“センス”が必要なのだろうか。
Xアカウントの「内閣広報官(色々投稿試し中)」(9月21日時点のアカンウト名)が、たびたび注目を集めている。
内閣官房が公表している運用ポリシーによれば、同アカウントは内閣官房内閣広報室が運用する正式な「内閣広報官X」。その目的については、総理の身近で働く内閣広報官の立場から、「より柔軟にタイムリーな発信」を行うことなどと説明されている。
9月20日にも、「再び、先日の内閣改造の際の写真です」と投稿した。
添えられたのは、内閣改造時の記念撮影を写した一枚だが、一般的な記録写真とは少し違う。写真全体をモノクロ調にし、赤絨毯だけに色を残すという、広告や映画のワンシーンを思わせる加工が施されていた。投稿そのものが拡散され、下記のようなさまざまな反応が寄せられた。
「企業広告じゃないんだよ。こんな加工いらないだろ」
「意味ある?この加工」
「内閣改造の広報やろ? 国民が知りたいのは新大臣の顔ぶれであって、広報官の現像センスやないんよ…」
「広報じゃないじゃん、作為的な演出じゃんナニコレ」
「原油不足でついに画像も白黒になった」
そもそも9月17日には第2次高市改造内閣が発足し、首相官邸も閣僚の記念撮影を含む写真や動画を公開している。つまり、写真の題材そのものは通常の政府広報の範囲内だ。
一方、Xでは「原油不足でついに画像も白黒になった」といった冗談めかした反応や、「国民が知りたいのは新大臣の顔ぶれであって、広報官のセンスではない」という趣旨の厳しい意見もみられた。
もちろん、政府のSNSだからといって、文章と資料だけを淡々と並べなければならないわけではない。
行政の情報は、ときに難しく、若い世代や政治に普段関心を持たない人には届きにくい。写真や動画、親しみやすい言葉を使い、多くの人に見てもらおうとする工夫には一定の合理性がある。実際、内閣広報官Xも最初から「柔軟」な発信を掲げている。
問題は、その“見せ方”が強くなったとき、公式情報と演出との境界が見えにくくなることだ。













