関税をかければかけるほど国全体の損失が増えるという事実…外交の切り札「関税」は、なぜ自国の消費者まで苦しめるのか?
この1冊でミクロとマクロが同時にわかる経済学 #3
なぜ「非関税障壁」を行う必要があるのか
もう一つ、非関税障壁という言葉も押さえておこう。
非関税障壁とは、関税ではないが、輸入を難しくする制度や手続きのことである。輸入品に対する「検査」「認証」「規格」「表示ルール」「通関手続き」などがある。
非関税障壁が全て悪いわけではない。食品の安全性を守るための検査や、消費者に正確な情報を伝えるための表示ルールには正当な目的がある。
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しかし、必要以上に厳しく運用されると輸入品を市場に入りにくくする障壁として働くこともある。現実の貿易政策では、安全・品質を守る制度なのか、それとも保護のための障壁なのかを見極める必要がある。
文/加藤真也 写真/shutterstock
『この1冊でミクロとマクロが同時にわかる経済学』(かんき出版)
加藤真也
2026/7/8
1980 円(税込)
272ページ
ISBN: 978-4761278830
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著者は、名城大学で研究・講義をする大学教授の加藤真也先生。
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