売れ残った「在庫」はどこに含まれるのか

投資には工場や機械だけでなく、在庫の増減も含まれる。これを「在庫投資」という。例えば、企業が商品を作ったが、その年のうちに売れ残ったとしよう。

このとき「需要がなかったから、なかったことにする」というわけにはいかない。商品は実際に作られており、企業の在庫として残っている。

そのため、統計上は「在庫が増えた」と考え、投資の一部に含める。これが在庫投資である。

過去に在庫として残っていた商品が売れたり、廃棄されたりすれば、在庫は減少する。この場合は、統計上、投資を減らす方向に記録される。
不思議に感じるかもしれないが、こうして在庫の増減まで含めて整理することで、会計のうえでは総供給と総需要は一致するように記録されるのである。

文/加藤真也   写真/shutterstock

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加藤真也
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