「現金が足りなかったら身体で払う人もいる」
逮捕から約1年。9月11日、東京地裁(佐々木公裁判長)で藤井被告の判決公判が開かれた。
すでに保釈されていた藤井被告は、紺色のスーツに白いシャツ、紺色のネクタイ姿で出廷。逮捕当時、金髪に整えられていた髪は黒く、無造作に伸びており、顔色も青白く、やつれた様子を見せていた。
司法担当記者が説明する。
「藤井被告は6人の被害女性に計1106万円の示談金を支払っており、その一部には両親が老後のために貯めていたお金も使ったと法廷で明かされています。
また、本人と経営していた会社は破産手続きを進めています。保釈後は通院し、性嗜好障害の治療を受けていると説明しました。
以前の公判では出所後に京都へ戻り、介護施設で働く予定だとしていましたが、この日は保釈中に都内の美容関連会社で働いていることも明らかになりました。SNS運用や美容技術の指導などを担当し、今後も美容師として仕事を続ける意向を示しています」
過去の公判では、藤井被告が被害女性に、
「現金が足りなかったら身体で払う人もいる」
と発言していたことも明らかになっている。
この日の法廷で藤井被告は、治療について「相手の立場や意思を尊重できるよう治療を続けていきたい」と説明。今後の接客については「すべてのお客様に対応していきたいです」と答えた。
その後、佐々木裁判長は藤井被告に懲役5年の実刑判決を言い渡した。
「裁判所は、美容師と顧客という関係性や信頼を利用し、2人きりになる状況などで性的な行為を繰り返したとして『犯行は執拗で悪質』と指摘しました。
被害者に現金や商品を渡すなどしていたことについても、『自らの行為を省みる姿勢は希薄だった』としています。示談や治療、母親による監督、就労支援などは有利な事情として考慮されましたが、執行猶予を付けるのは相当ではないと判断され、懲役5年の実刑となりました」(同前)
藤井被告は虚ろな表情を浮かべながらも、取り乱す様子はなく、静かに判決を聞いていた。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













