“右寄りチャーハン”の翌日、沖縄では県政の行方を決める一票

福島氏自身は沖縄出身ではなく、1955年に宮崎県で生まれた。

しかし、沖縄の米軍基地問題とは長い関わりを持つ。自身の公式プロフィールでも「沖縄の新基地建設阻止」を活動分野のひとつに掲げているほか、鳩山政権で閣僚を務めていた2010年には、米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐる政府方針への署名を拒否し、罷免された経緯がある。

沖縄県知事選は9月13日に投開票される。

県選管によれば立候補しているのは屋良朝助氏、玉城デニー氏、すえよしまさひろ氏、古謝玄太氏、ヒガタカシ氏の5人。なかでも、3選を目指す玉城氏と、高市政権側が支援する元那覇市副市長の古謝玄太氏が激しく競り合う「事実上の一騎打ち」とみられている。

物価高対策や米軍基地問題などが争点となるなか、両陣営は12日、那覇市などで最後の訴えを続けた。

「レタスチャーハン」や「麻婆茄子」をアップする生活感あふれる投稿と、沖縄入りして声を張り上げる党首としての投稿。

SNSの運用についてかつて福島氏は、参院選で暴露系インフルエンサーだったガーシー氏が当選した際に集英社オンラインのインタビューにこう答えていた。

「ごめんなさい。実は彼(ガーシー氏)のことをあまり知らないんですよ。ただ、こっちもSNSに力を入れようかなとは思いました(笑)。今は、新聞を読む人、テレビを見る人、どこの新聞を読んでいるかで、社会が蛸壺化されていると思います。

特にインターネットやSNSは自分の仲間と交流することがほとんどなので、同じような情報ばかりになるじゃないですか。そういった意味では、私たちも発信の方法をもっと工夫をしなくちゃいけないなと思いました」

これからはSNSに力を入れていくと語っていたが、手料理から選挙戦までその振れ幅も福島氏のXらしさなのかもしれない。

チャーハンをめぐっては「右寄り」「中道」と冗談が飛び交ったが、13日に有権者が下す判断はもちろん笑い話では済まない。

福島氏が強く支援する玉城県政の継続か、それとも古謝氏を中心とする県政転換か。沖縄の今後4年間を決める一票の行方が、いよいよ示される。

社民党党首・福島みずほ氏(撮影/村上庄吾)
社民党党首・福島みずほ氏(撮影/村上庄吾)
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取材・文/集英社オンライン編集部