年間250万人が訪れる広島平和記念資料館…担当者は「こうしたことが起きたのは残念」

 多くの来館者が訪れる広島平和記念資料館だが、昨年度の入館者数は258 万 926 人で、3年連続で過去最多を更新。昨年度の9月の来館者数は22万人を超えるが、担当者によれば、事件当日の来館状況はいつもと変わらなかったという。

原爆ドーム(写真/PhotoAC)
原爆ドーム(写真/PhotoAC)

「朝は7時半から開館していますが、特に混雑しているわけでも、空いているわけでもなく、いつもの平日と変わらないような状態でした。

私が見聞きした状況によると、女性の方が一人歩いていらっしゃって、その後ろに、小学生と思われるお子さんを連れた家族連れが歩いてらっしゃったようです。こちらで直接見聞きしたわけではありませんが、おそらく話し声とかを少し気にされたのではないかと思います」

その後、トラブルに発展したとみられる今回の事件。担当者は、「(来館者は)被爆の実相について勉強に来ていただいたのだと思います。その中で、こうしたことが起きたのは残念です」と話した。

広島平和記念資料館(写真/PhotoAC)
広島平和記念資料館(写真/PhotoAC)
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歴史資料館や博物館、美術館などでは、「静かにする」「走らない」ことが暗黙のマナーとなっていることが多い。広島平和記念資料館でも「他の方に迷惑にならないよう静かにご覧ください」と利用者に呼び掛けている。

いっぽうで、平和記念資料館では、子どもの入館そのものを制限しているわけではない。実際、修学旅行で訪れる児童生徒は多く、昨年度はおよそ32万人(うち小学生は12万6000人)が訪れている。

過去の戦争の悲劇を知り、平和の大切さを学ぶ場でもある広島平和記念資料館。お互いを思いやる心を忘れずに見学することが重要だろう。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班