リサイクルショップのショーケースを割り約343万円相当の商品を盗んだ
そして9月2日、高林被告は再び法廷に姿を見せた。
上下ともに鮮やかなグリーンのセットアップ姿で入廷した高林被告は、逮捕時に報じられた“マッチョ”な体つきと比べると、やや細身になった印象だった。傍聴席にはところどころ空席もあったが、高林被告は傍聴人の様子を確かめるように何度も傍聴席を見渡した。
その後、証言台の前に立つと、追起訴された3件の起訴内容が読み上げられた。
公判を傍聴した司法担当記者が、法廷で明かされた事件の経緯について話す。
「まず6月17日付で追起訴されたのは、4月29日に自宅へ駆けつけた警察官に対する公務執行妨害です。110番通報を受けた警察官6人が高林被告の自宅へ向かい、玄関で高林被告を確認したところ、刃物を示しながら『入ったらやるぞ』などと警察官を威嚇したそうです。
当時、玄関内には高林被告の実母がおり、警察官らが退避するよう促したものの、『なんで? なんで?』と困惑した様子で、その場を動かなかったといいます。
その後、高林被告は玄関前に出ると、警察官らに向けてカプサイシンの成分が入ったスプレーを噴射。警察官1人に全治1週間のけがを負わせ、そのまま逃走したとされています」
さらに法廷では、高校生を金づちで殴った事件が起きる約2か月半前の窃盗事件についても、その捜査の経緯が明かされた。
今年2月9日午前3時ごろ、高林被告は別の人物と共謀し、立川市内にあるリサイクルショップのガラスをハンマーで割って店内に侵入。さらにショーケースを割り、約343万円相当の商品を盗んだとして、7月3日付で追起訴されている。
「窃盗事件の発生後、犯人の2人組は逃走し、事件は未解決となっていました。しかし、4月29日の高校生に対する傷害事件をきっかけに高林被告のDNAを調べたところ、窃盗被害店舗に残されていたDNAと一致したといいます。
さらに高林被告の自宅を家宅捜索したところ、被害店舗から盗まれたブランド物のリュックと、その保証書が発見されています。共犯者については法廷では明かされませんでした」(同)
高校生への傷害事件をきっかけに、約2か月半前に起きた未解決の窃盗事件との接点が浮上したことになる。













