店員が一番困ったお客さんの行動
とはいえ、客側が「きれいに片付けなければ」と気負う必要はないという。
「片付け自体は私たちの仕事なので、そもそも嫌でも苦でもないのですが、スタッフのことを少しでも気にかけて言葉をかけてくださるとうれしいです。あとは単純に『ごちそうさま』と言われるとうれしいです」
たとえば、小さな子どもがいる家族など、どうしてもテーブルが散らかってしまうこともある。そんなときでも、「散らかしてごめんなさい」「大丈夫ですか?」と一言声をかけてもらえるだけで、うれしく感じるという。
また、食後の片付け以外では、こんなことに困ることも。
「床に炭酸ドリンクをこぼして、そのままスタッフに伝えずに退出されたのが、今までで一番困ったことでした(笑)。何かこぼしたらすぐにスタッフが動きますので、申し訳ないと思うのであれば、隠さずに伝えてほしいです」
皿をきれいにまとめてもらえれば、実際に片付けは楽になる。ただし、それを客に求めているわけではない。むしろ、「店員のことを少し気にかけてくれた」という気持ちそのものがうれしいようだ。
では、店としての公式な見解はどうなのだろうか。
かっぱ寿司にも今回の話題について聞いたところ、まずこんな言葉が返ってきた。
「今回のSNS上でのやり取りの話題を、回転寿司チェーンのかっぱ寿司としても微笑ましく拝見しておりました。『店員さんにとってどうなんだろう』とお客様が気にかけてくださっていること自体が、私たちにとってはとてもうれしいことです」
そのうえで、食後の皿を重ねるべきか、そのままにするべきかについての答えは――。
「かっぱ寿司からのお答えは『正解はありません』です」
同社では、食後のテーブルの状態について「お客様それぞれの過ごし方を尊重」しており、後片付けについて特別な気遣いをしてもらう必要はないと考えているという。
皿についても、重ねても、そのままでもどちらでも問題なし。箸やグラス、ゴミなどについても「こうしてほしい」と客側に求めていることはない。
「かっぱ寿司では、お客様にお食事を楽しんでいただくことを最優先に考えております。どうぞ最後まで気兼ねなくお過ごしいただければ、それ以上にうれしいことはございません」
そして最後に、こんな言葉も。













