準強制性交の被害にあった女性検事が会見…後輩検事のパワハラを公益通報

畝本体制ではほかにも不祥事が噴出。大阪地検特捜部に所属した検事が取り調べで被疑者を「なめんなよ」と恫喝したとの特別公務員暴行陵虐罪で起訴されたこともあった。

そうした中で森氏は、大阪地検元検事正の北川健太郎被告が元部下の女性検事に対する準強制性交罪で起訴された事件で第三者委員会を法務省と検察庁の両方に設置することを求める自民党内の新たな議連会長に就任。「今、検察の改革をやらないと検察は変われない、そして新たな犠牲者が出てしまう」と外部の目を入れた検証と改革の必要性を訴える。

8月3日、記者会見で大阪地検でのパワハラ疑惑を公表したひかりさん 撮影/集英社オンライン
8月3日、記者会見で大阪地検でのパワハラ疑惑を公表したひかりさん 撮影/集英社オンライン

その女性検事、ひかりさん(仮名)はPTSDに苦しみながら職場に第三者委の設置を求めたがこれを拒絶され、4月30日に辞表を出したが退職手続きが終わっていない状態だ。

ひかりさんも同じ8月3日、都内で会見を開いた。パワハラでつぶされたと訴える男性の元検事から手記を預かったとし、自分の責任でその内容を「公益通報」としてメディアに知らせると切り出した。

「男性の検察官が大阪特捜(部)財政経済犯のキャップ検事から違法捜査を強要され、酷いパワハラをされ、『被害申告するな』と脅迫、口止めをされた。さらに心身をひどく傷つけられ、検察庁に被害を告発するも内部調査で握りつぶされ、加害者は処罰されずに守られ、被害者が辞職に追い込まれた事案です」(ひかりさん)