仮避難所は「暑さで熱中症になってしまった人もいる」

緊急出動してくれた消防のレスキューのおかげで、マスターも孫娘も約1時間後に無事救出された。ケガもほとんどなく、「ミック」の面々はみな、この公民館に避難した。

「ここは正式な避難所ではないのですが、仮避難所として市から物資がある程度備蓄されていたので、水やインスタントのご飯や卵スープなどがふんだんにありました。避難者のほとんどが高齢の方ですが、皆さん、かくしゃくとしていますよ。

ただ、電気がきてないのでかなり暑く、熱中症になってしまった人もいます。保冷剤や冷やすポンチョで対応しているんですが、暑さは心配ですね。寝る時はみんな座布団を枕にして畳で雑魚寝してますよ。

トイレは最初、ひどい状態でしたがそれを一生懸命みんなで綺麗にしました。夜電気がつかないので高齢の方がトイレに行きたい時は介助したりもします。いつまでこの生活が続くのかと不安はありますが、ここは意外とのんびりした雰囲気で過ごせてますよ」

公民館に置かれていた物資(撮影/集英社オンライン)
公民館に置かれていた物資(撮影/集英社オンライン)

地域の憩いの場だった老舗喫茶店は激震で崩壊した。しかし、60年紡いできた歴史や記憶や人情は変わらず残り続ける。

避難所に繋げられていた被災者の愛犬(撮影/集英社オンライン)
避難所に繋げられていた被災者の愛犬(撮影/集英社オンライン)
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班