“事前準備”が必要になったディズニーの1日…花火休止に運営が示した見解

一方、北関東に住むDオタ歴30年以上のユカリさん(仮名)によると、現在の東京ディズニーリゾートでは、限られた一日を効率よく楽しむための“事前準備”が複雑化しているという。

「今は、アプリで予約を取ったり、モバイルオーダーを使ったり、ショーの抽選をしたり、有料パスを買ったりしないと、思うように回れません。限定グッズは、発売初日に売り切れることがありますし、慣れている人ほど、朝からどう動くかをかなり計算しているんです。

一口にDオタと言っても、グリーティングやパレード、グッズ、ホテル、フードなど、目当てが細かく分かれています。ホテルが好きな人なら、花火の見え方にこだわって、部屋の位置や方角を選ぶことも珍しくないです」

東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテルの客室からみた花火(写真/読者提供)
東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテルの客室からみた花火(写真/読者提供)
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花火の楽しみ方にも、“Dオタ”それぞれのこだわりがあるという。

「一般的にはシンデレラ城と一緒に花火を見るゲストがほとんどですが、オタクによっては、推しと一緒にそのキャラクターにゆかりのあるスポットで楽しんだり、花火そのものを見るのではなく、打ち上げ場所の近くで“音”だけを楽しんだりする人もいますね。

夏は花火を鑑賞できませんが、近年は休止期間が終わるとハロウィーン限定の花火プログラムが始まるので、楽しみにしている“Dオタ”も多いと思います」(同)

なぜ夏季には花火が休止されるのか、運営元のオリエンタルランドに理由を尋ねると以下の回答だった。

「花火に限らず、エンターテイメントプログラムの実施は、パーク環境に応じて判断しています」

公式サイトでは、花火プログラムについて、「上空気流の影響により、中止になる場合があります」と案内されている。

天候や環境の影響を受けやすいからこそ、東京ディズニーリゾートの花火は、ゲストにとって貴重なプログラムとなっている。今年も夏季の花火プログラムは休止されるものの、再開を待つ時間もまた、ゲストたちにとって楽しみの一つとなっているのかもしれない。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班