中学生のコウメとマイケルの邂逅

──その後、マイケルのことは、どのように追いかけていったのでしょう?

ミュージックビデオをたくさん見て、あとは録画ですね。音楽チャンネルを録ったのかな。よく覚えているのが、グラミー賞の授賞式で、マイケルがいろんな部門を受賞しまくっていました。

──1984年ですね。マイケルはアルバム『スリラー』で史上最多となる8部門で受賞しました。

子どもの頃はただただかっこいいと思っていたマイケルでしたが、あとになって、いわゆるブラックミュージックがグラミー賞をそんなに受賞しまくることは異例で、マイケルが人種差別の壁を突破した、なんていうことも知ったりして。そういうのも全部かっこいいなと思いましたね。歌詞とかにもしっかり思想があって、奥が深いんだなって。

マイケル愛を真剣に語るコウメ
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──来日公演にも行ったんですよね?

コンサートは何回か観に行きました。最初は中学生の時、後楽園球場で『BAD WORLD TOUR』だったかな。当時からものすごい人気だったとは思いますが、普通に予約の電話をしたら取れたんです。チケット代は6500円だったはず。お小遣いをはたいて買いました。

──コンサートでの思い出は?

生で観る歌もダンスも、もちろん最高だったんですけど、思い出としては、マイケルが泊まっているというホテルまで追いかけて行ったんですよ。まだ中学生なので、すみません。

それで、ホテルの前で待っていたら、でっかい車にマイケルっぽい人が乗っていて、ほかの追っかけの人たちはその車のあとについて行ったんですけど、実はそっちは偽者だった。それからまたしばらく待っていたら、今度は本物のマイケルが来たんです。

今考えると絶対にやってはいけないんですが、なぜか思わず開いていた車の窓に手を伸ばしたりして、間近でマイケルを見ました。車の中のマイケルは、まっすぐ前を向いて微動だにしてなかった。すぐにボディガードの人に止められたので、それだけなんですけど。