スコアメイクのためにはセッティングも重要
どんなクラブを選ぶかということも、ゴルフでは大事になってきます。
例えばドライバーで飛ばしたいと思うなら、イントロダクションでもお伝えしたように、長いクラブを選ぶべきです。また、メーカーでは、ヘッドスピード別に飛ばせるクラブを開発しているので、自分のヘッドスピードやスイングに合ったモデルを選ぶことも大事です。
飛びと関係なくなりますが、スコアメイクを考えれば、どんなセッティングにするかも重要なポイントです。
例えば、アイアンが苦手な人は、UTを多めに入れるといったように、自分の実力や得手不得手に合わせてクラブ選びをすることで、スコアは確実にアップするはずです。
ヘッドスピード45m/s前後の男性ゴルファーのセッティング例
1W・ドライバー
芯を外しても真っ直ぐ飛んでくれるスイートスポット広めがオススメ。総重量は、300g以下。ヘッドスピードが45m/s以上ある人は、300g以上を選ぼう
FW・フェアウェイウッド
5Wは必須だが、FWが苦手な人は3Wを入れないで、その分、20~26度のUT(ユーティリティー)を2~3本入れた方がスコアメイクしやすい
IRON・アイアン
最近は、アイアンのストロング化(ロフトを立たせること)が進み、セットも6アイアンからというモデルが多い。45m/sあるのなら、5アイアンを入れておきたい
WEDGE・ウェッジ
基本はPW(ピッチングウェッジ)、AW(アプローチウェッジ)、SW(サンドウェッジ)だが、最近は60度を入れる人も。打ちやすいソール幅とバンス角を選ぶことも大事
ヘッドスピード38m/s前後の女性ゴルファーのセッティング例
1W・ドライバー
ヘッド重量は185g前後、総重量は270g前後が1つの目安。長さは43インチ前後。シャフトの硬さはLかA。メーカーによって振り心地が違うので実際に振って確かめよう
FW・フェアウェイウッド
ドライバーの飛距離が200ヤード前後で残り距離が長くなるので、FWは5Wと7Wを。また、UTの出番も増えるので、21~30度の中から3本くらいを選んで入れておこう
IRON・アイアン
38m/sならば、アイアンは6番から9番の4本が基本。FWやUTが得意ならば、アイアンは7番からでもOK。アイアンが得意か不得意かによって本数を決めよう
WEDGE・ウェッジ
ヘッドスピードに関係なく、ウェッジはPW、AW、SWが基本。どちらかというと、FWやUTの本数によってウェッジの本数も決まってくる。バンカーが苦手な人は、女性でもバンカー専用で60度を入れるのはあり
文/てらゆー サムネイル/Shutterstock