突然出演見合わせ 人気芸人の身に何が……?
2月5日に吉本興業の公式サイトにて発表された声明は以下の通り。
〈所属タレントの活動自粛について 弊社所属の一部タレントにつきまして、コンプライアンス違反の疑いがあることが判明したため、現在、外部弁護士等を交え、事実関係を調査中でございます。
このため、事実関係等が確定するまでの間、一部タレントは活動を自粛することになりましたのでご報告いたします。 関係各所の皆様及びファンの皆様には大変ご迷惑とご心配をおかけいたしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます〉
1月下旬から、吉本の一部タレントをめぐっては、不自然な動きが起こっていた。
ネット上がざわつき始めたのは1月26日。フジテレビ系のバラエティー番組『ハチミツ!!』の公式サイトにて突如、「9番街レトロのなかむら★しゅんさんの出演は当面、見合わせることに致しました」と発表されたのだ。
その理由については明らかにされておらず、真相はわからないままだったが、1月30日にはテレビ朝日系バラエティー番組『ナイチン街レトロ』でも、「<9番街レトロのなかむら★しゅんさんの出演に関して>所属事務所と協議の上、当面出演を見合わせることになりました」と公式サイトにて発表された。
さらに今度は双子漫才師のダイタクが、『THE SECOND~漫才トーナメント~2025』への出場辞退を、1月30日に発表。出場に意欲を見せていた中での突然の発表だっただけに、こちらもお笑いファンの動揺を誘った。
理由がわからないままの出演見合わせは、ネット上でさまざまな憶測を呼んでいるが、今回、発表のあった所属タレントとは、このふたりなのか。
そんな中、THE SECOND出場辞退発表直後に都内の居酒屋で、2人の相方であるダイタクの吉本拓と9番街レトロの京極風斗が会食している姿を、集英社オンラインの記者が目撃している。
その席で京極は「これからどうするんだよ…」となかむらの身の上を案じながらも「あいつのおかげでここまでやってこれた」「あいつを見捨てたくないし、解散する気はない」と相方への愛を口にし、吉本も京極の熱い思いをうなずきながら聞き入っていたという。
いったい、何が起こっているのだろうか。
「実はこの騒動に関わっているとされているのが、昨年の『M-1グランプリ』決勝戦にも出場したダイタクの兄・吉本大さんなのです。自他ともに認めるギャンブル好きの大さんが、違法賭博に手を出したのでは…とも言われています」(テレビ局関係者)
オンラインカジノといえば先日、元卓球日本代表で、東京五輪の銅メダリスト・丹羽孝希が、海外のオンラインカジノで賭けをしていたとして、書類送検されたばかり。これを受けて、丹羽は所属していた卓球プロリーグ・Tリーグの岡山リベッツと、双方合意の上で契約解除をした。
なお、丹羽は「違法だと認識していなかった」と話しているという。
「大さんは、吉本興業の中でもかなり面倒見がよく、頼れる劇場の兄貴として、後輩たちから非常に慕われています。昨年、ダイタクがラストイヤーでついにM-1の決勝戦進出の切符をつかみ取った際は、多くの後輩芸人が涙を流して喜んでいたのが印象的です。ただその一方で、ギャンブル癖については周りからも心配する声があがっていました」(同前)