「両親にバレるのが嫌だから、友人に自分の家の一室を貸したことに」 

古くからの知人のひとりは、ソータツの小ずるい性格に一抹の不安を覚えていたという。

「宗達と静香が不倫関係にあるのは知っていたし、女遊びを個人的にするのならいいけどヤツの場合は友人を巻き込んでたから。宗達は彼女の存在が自分の両親にバレるのが嫌だから、自分の家の一室を友人に貸して、友人が住んでることにしてたんだ。

最悪バレた時にその友人の彼女って言い張るつもりでね。そんな風に宗達は人のせいにしたり誤魔化して嘘つく部分があったから少しずつ友人も離れて行ってしまっていたね。

思えば昔から、両親や学校の先生の前ではいい子でいたいのか、そういう部分を気にしていた。地元でバイクにも乗っていて暴走族にも属していたけど、土壇場になると『僕じゃないですね』と逃げてしまうところがあった。

少年時代に警察にやっかいになったことはありませんでしたが、東京で畳屋として働いてる時に免停中に運転したとかで警察に捕まって、『初めて警察のお世話になったスわ』って言ってたな」

柳瀬容疑者と静香さん(撮影/集英社オンライン)
柳瀬容疑者と静香さん(撮影/集英社オンライン)

女好きの遊び人で、いざというときには真っ先に逃げ出す「ソータツ」。知人は呆れ顔でこう言った。

「静香は宗達に妻子がいることは知っていた。静香はそれでも最初のうちは、宗達と一緒にいれればいいと思ってだんだろうけど、一緒に過ごすにつれて欲が出てきたんじゃないかな。静香が育った家庭は複雑だったから、余計に宗達に対し愛情深く感じていたのかもしれない。

宗達は別れたがっていたけどうまく切れなくて、警察沙汰になったことがあったけど、その時は北海道からお兄さんが来て静香を連れて帰ったんだよ。それが去年の初めごろで、静香には接見禁止命令も出ていたはずだよ。それなのにまた大島に来たわけだから。憶測でしかないけど静香は宗達の『一番』になりたかったのかもな。話がうまくて女には優しい宗達は、モテることはモテてたんだよな」

24日、「ソータツ」は伊豆大島から千代田区の警視庁本部に移送された。警視庁は、高瀬さんが死亡した経緯についても「ソータツ」が知っているとみて調べを進めている。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班