平成元年生まれが最強の世代になれるように

時折自虐を交えながら場を盛り上げる姿は、サービス精神旺盛で気遣いの人そのもの。

コミュニケーションが苦手な様子は感じられないが、恋愛事情を尋ねると、10年前につき合っていた恋人と別れて以来、恋愛とは無縁とのこと。結婚願望についても聞いてみた。

「30過ぎて、どうやって新しい出会いを探したらいいかわかんなくて。

マッチングアプリはまだやったことないんですけど、さすがに“うわ、ほしのディスコいるわ~”ってなったら、エピソード作りのために会いにこられるんじゃないかっていう怖さもあって、なかなか一歩を踏み出せない状況がつづいてます。

それに、今はどうしても仕事が優先になってしまうので、お笑いか歌か、どちらかで成功しないと、恋愛とか結婚には進めないのかなっていう気がしてます。

その頃には渋さも出てるはずだから、似合うようになったスーツを着て婚活とかできるようになりたいなとは思ってるんですけど」

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最後に「同世代の読者にエールをお願いしたい」と伝えると、心優しいほしのディスコらしい、こんなメッセージが。

「35歳というと、キャリアを積んでこのまま突き進むのか、新たなことを始めるのかの分岐点だと思うんです。どちらにしても、今までやってきたことは無駄じゃないので、それを武器に頑張っていただきたい。

そして、平成元年生まれの35歳が最強の世代なんだって思われるように、みんなで革命を起こしましょう!」

そう言ってから、照れたように自分自身にツッコんだ。

「出遅れてる僕がいちばん頑張れよっていう話なんですけどね(笑)」

〈前編はこちら『芸人・ほしのディスコ「40歳までに紅白に出たいです…」後輩にはナメられ、相方とは不仲…それでも“もう一度頑張りどき”だと言う35歳の野望』〉

取材・文/吉川由希子 撮影/井上たろう