「鑑定士大原部長の巻」(ジャンプ・コミックス175巻収録))

今回は、やきもの好きの大原部長が、両津家から見つかった品を偽物と頭ごなしに断じるのを見た中川たちが、部長に一杯食わせようとするお話をお届けする。

部長は、今回のやきものに限らず、万事「両津の家のものなど偽物、無価値なものに決まっておる!」という考え方がデフォルトだ。

だが両さんの実家は、江戸時代から浅草で佃煮屋を営んでおり、ときおりやたらと古いものが出土する。ご先祖が集めた浮世絵などはすべて贋作だったが(ジャンプ・コミックス149巻収録「浮世絵繁盛記の巻」)、台所の床下から出てきた130年前に漬けた梅干しなどは、一粒1万5千円の価値がついた(ジャンプ・コミックス81巻収録「両津家130年の味!?の巻」)……なんてこともあるのだから、一概に決めつけてしまうのは考えものだ。

そして本作では、部長の両津家に対する思い込みが、最悪の結末を招くことになる……!?

「両津家130年の味!?の巻」より。たかが梅干しということなかれ! 本物のビンテージ品、かつ梅干しとしてのうま味がしっかりと残っている逸品だけに、世間の注目を集めまくった…
「両津家130年の味!?の巻」より。たかが梅干しということなかれ! 本物のビンテージ品、かつ梅干しとしてのうま味がしっかりと残っている逸品だけに、世間の注目を集めまくった…

それでは次のページから、部長がお得意のやきものでド派手にやらかすお話をお楽しみください!!