「開催決定!?未来博の巻」(ジャンプ・コミックス94巻収録)
今回は、工費9000億円をかけて建設中の「未来博」でバイトをする両さんが、勝手放題にふるまう主催者に、一泡吹かせるお話をお届けする。
両さんが向かった現場「未来博」のテーマは「未来が見える」。ところが実際に会場に向かってみると、湯水のように金を注ぎ込んでゴミ捨て場を埋め立てた土地に巨大な箱物を作っており、なぜか主催者の巨大像がそびえ立ち、夜には像がライトアップされるという……。
意味ありげで、実はなさそうなテーマを掲げて税金を注ぎ込み、海を臨む人工の埋め立て地に会場をこしらえ、音頭を取る為政者ばかりがハイテンションで……と、なんだか来年あたりに現実世界で開催される催しにも似ているような? どちらもあまり「文化」の匂いがしないのは、気のせいだろうか。
それでは次のページから、文化的事業や催しとはなにかをちょっとだけ考えさせられるお話をお楽しみください!!