キングメーカーの座を奪われそうだったあの人が巻き返し?
「決選投票が石破氏VS進次郎氏となることは、『石破嫌い』かつ、進次郎氏のバックにいる菅前首相とも関係がよくない麻生氏としては最悪のシナリオでした。そしてその2人の決選投票なら、進次郎氏が優勢のため、麻生派が出てきてキャスティングボートを握る幕はないと思われていました。
ただ、石破氏VS高市氏なら現状、大差がつかないとみられており、50人以上の麻生派がキャスティングボートを握れる可能性が出てきます」(全国紙政治部記者)
永田町ではすでに決選投票を見据え、麻生派が麻生氏の天敵・石破氏に恩を売り、麻生氏が石破政権における影響力を確保するシナリオや、決選投票で旧岸田派とも行動をともにし、麻生派・旧岸田派の大きなかたまりとして主流派になろうとするシナリオなどがささやかれているという。
総裁選の投開票まであと1週間あまり。進次郎氏の一言一句が、自民党の重鎮の今後をも左右しそうだ。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班