担当授業では、メイクに限らず、美容全般を教える
ーー授業ではどんなことを教えているのでしょうか?
肩書は「メイク講師」ですが、メイクに限らず、スキンケアやヘアスタイリング、ダイエットなど、美容全体を教えています。あとは、美容を学ぶことによって、どうマインドが変わるのか。美容を中心として、メンタルの面も含めてトータルで学んでもらっています。
あとは、私が10代のときにもっと教えてもらいたかったこと……たとえばエイジングケアの方法とか、自分の経験を踏まえて、生徒たちに美容の価値を教えています。
ーーちなみに、ギャルメイクに関しては、今どんなものが流行っているんですか?
たとえば「眉毛の存在を消す」っていうのは、一つ挙げられるかもしれないですね。あとカラコンは青が人気だったり、韓国の要素を取り入れたメイクが流行っていたり、いろいろありますね。
ーーギャルメイクにも韓国ブームの波が訪れているんですね。
今まではギャルメイクにはあまり種類が多くなかったんですが、今では「掛け算」になってきていて。たとえば、ギャルメイクの中に韓国メイクの要素を取り入れるなど、新しい手法が生まれていますね。
平成の時代は、浜崎あゆみさんや安室奈美恵さん、倖田來未さんなど、いわゆるギャルを象徴する人がいたじゃないですか。でも、今ってあまりそういう存在がいないんですよね。人によって、憧れている存在が全然違う。だから、ギャルメイクも本当に多様化しているんですよ。
ーー「美容整形を受けたい」10代の女の子が年々増えていっていることについてはどう思いますか?
難しい質問ですね。自分の顔にとにかく自身が持てず毎日が辛くて、生きるのがしんどいのであれば、やってもいいと思います。でも「美容整形を受けたから100%満足いく顔になれるかもわからない」というリスクも知っておくべきだなと。二重の幅がほんの少し違うだけで、印象って全く変わるんで。
でもまずはメイクの可能性を知ってほしいです。メイクって人生変えられるくらいすごいパワーがあるんで。