「舞台はつらいよの巻」(ジャンプ・コミックス117巻収録)

今回は、両さんたちが『こち亀』の舞台劇で自分自身を演じるお話をお届けする。

本作が描かれたのは、1999年。当時、TVアニメ『こち亀』で両さん役を務めていたラサール石井さんが座長となり、「舞台版こち亀」が公演されていたことを受けてのエピソードだ。

今でいうところの「2.5次元化」化を先取りしていたわけだが、本作中ではラサールさんたちに代わって両さんが両さんを演じるというのだから、ややこしい。

「舞台版こち亀」の内容は、たくさんの笑いと人情、歌あり踊りあり、おまけに海パン刑事の指揮のもとで披露される男性陣による出血大サービスのパンイチダンスなどなど。なお、向島という見慣れない警察官が本作中に登場しているが、これは「舞台版こち亀」のオリジナルキャラクターだ。

ちなみにこの「舞台版こち亀」、2001年、2003年夏、2006年、2016年にも繰り返し公演された。

それでは次のページから、2.5次元化された『こち亀』を2次元化した、とびっきりの変わり種エピソードをお楽しみください!!