ここで働きたい! 立候補した女性サウナ―は…
<前回>でお話を聞いた蒸しゴリくん、そして上述のまなみさん。松本湯のスタッフは、皆さんサウナ好きなのだが、マリアンヌさんもそんな一人。松本湯のクラウドファンディングにも実際に支援しただけでなく、その返礼として催された貸切でのサウナ体験回の席で「ここで働きたい」と立候補したそう。
「リニューアル前も来たことはあったんですが、新しくなった松本湯に初めて来た時に“スゴすぎる!”って(笑)。エントランスからして料亭のようだし、あのアーチをくぐるワクワク感もたまらなかったですね。
中も、浴室の扉を開いたら、目の前には壁絵ではなくパネルが切り替わる大画面のモニターがドーンって。お風呂だけでも何種類もあるし、さらにサウナ室も気持ち良くて、もう感動してしまって。
そのとき一緒の回に参加されていた人が“こんなところに勤められたら最高だよね”って言い始めたんです。実際に前の仕事を辞めたタイミングだったこともあって“私も働きたいです”と、いつの間にか手を挙げていました(笑)」(マリアンヌさん。以下同)
初心者も上級者も。全女性サウナ―、注目!
正式な面接を経て、数日が過ぎたころ、マリアンヌさんの元にも「ぜひ一緒に松本湯を盛り上げてください」とのお返事が。さて、月に20~25回くらいサウナに入ることもある、という彼女だが、多くのサウナ施設に対して感じることがある。それは「男女で差がある施設が少なくない」ということ。
「男湯側のサウナは90℃以上の高温設定なのに、女湯側は80℃とか、もっと低かったり、そもそも男湯にしかサウナがないところや男性限定の施設も多いですよね。女性のサウナ好きとしては、この差がなくなればいいのにって思います。
松本湯は、男女の温度設定もサウナ室内の作りもほとんど同じな上に、女湯側だけにスチームサウナもある。ほかにも女性側だけRefaのシャワーヘッドが導入されていたりして、むしろ女性優遇くらいだなと。時々、男性のお客様から“男女入れ替え日をつくってよ”って言われるほどなので」
マリアンヌさんによると、暗めのサウナ室内でオートロウリュの開始を予告する照明が点灯すると、女性の皆さんはたいてい「ワクワクした目でパッとサウナストーンの方を見る」んだそう。「皆さん、高まっているんですよね(笑)」。
「まだサウナに入ったことがないという人にも、ある程度経験値のある人にも、松本湯は本当におススメしたいです。湿度があるから、温度が高めでも息苦しくなくて入りやすいサウナ室ですし、深さのある水風呂も16℃と、冷た過ぎない温度で安定しているので。
それでもまだ冷たい、という人には、すぐ横に28℃くらいの泡風呂もあるので、そちらで慣れていくこともできます」