女湯だけにある、けた違いの“うるツヤ室”

というのも、他のサウナ施設では男性側に入店制限がかかっていても、女性のサウナ客はすぐにそのまま入れたりするが、松本湯では、曜日や時間帯によっては「女湯のサウナ待ち」が発生することも…。

「お風呂もそうですけど、本当に気持ちいいですからね、ここのサウナは。シフトに入ってる日はだいたい私もここでお風呂とサウナに入っていくんですが、温度も居心地も、ご主人が真剣にお客さんのことを考えてこだわって作ったんだなっていうのがよく分かります。
お肌が生き返るというか、“気持ちいい、今日もスベスベになった”って。改装前のサウナも気持ち良かったけど、今はちょっとレベルが違うかもしれないです。それに、女湯には男湯と同じドライサウナのほかに、スチームサウナもあるので」

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女湯全景。向かって左手に、ドライサウナ室とスチームサウナ室がそれぞれある

そう、実は松本湯のサウナには「男湯になくて女湯にあるもの」がいくつかあるのだが、その最たるものが、まなみさんが話す通り、松本さんが「こだわって設置した」というスチームサウナ室。


「女性で冷え性に悩んでいる方って多いですよね。冬などは特に。その解消につながればいいな、というのと“保湿”効果を考えて、改装後の女湯には芯から温まるスチームサウナ室を作りたいなって思ったんです。
それで、天井部分に、室内上部に上がった熱いスチームを吹き降ろす仕掛けを作って、足先から頭まで常にまんべんなく温かい蒸気で体を包み込まれるようにしつつ、座面の下に熱線を通し、さらにその上にバドガシュタイン鉱石と富士山の溶岩を混ぜて作ったプレートを敷いてあります。ここに直接座ると、ものすごく温まりますよ」(松本さん)

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女湯限定のスチームサウナ

ドライサウナがやや苦手でも、室温自体はそれほど高くないスチームサウナなら入れるという方は実は少なくない。約45℃くらいと、室温は一般的ながら、体の温まり方はケタ違い。お肌への負担が極めて少ない、松本湯のよもぎのスチーム。うるツヤ肌に加えて、その香りも…めちゃくちゃ優しい。