予想外のバズ!「新しい発見を、前向きに」
豆乳を紙パックのまま冷凍庫に入れること8時間。冷凍庫から取り出しハサミで上部を切り取ると、シャリシャリとした食感の豆乳アイスができあがる。
この食べ方が、SNSで発信されると、簡単かつおいしいと話題を呼び、多くの人へと拡散された。
この時のバズを振り返り、荻生氏は「新しい発見だった」と話してくれた。
「豆乳を凍らせるという発想はありませんでしたので、そういう方もいらっしゃるのかと驚いたのが最初の印象でした。一方で、凍った時に破裂したり、液漏れしたりはしないだろうか、ハサミで切る時に怪我をしてしまうのではないかという心配が生まれたのも事実です。
しかし、せっかく盛り上がっているのであれば、メーカーとしてはいろんな食べ方を推奨したいという思いもあったので、まずは専門機関で検証。その後で、公式としても紹介し始めました」
さらに荻生氏は、ユーザー発の食べ方について次のように続けた。
「実は、もともと豆乳の使い方については、ユーザー様から教えていただくこと、気付かされることが多くありました。電子レンジで温めた豆乳にゼラチンを混ぜて冷やす豆乳プリンなども、その1つです。このような新しい発見は前向きに受け止めて、自分たちでも発信するようにしています」
また、SNSでのバズがきっかけとなり、キッコーマン豆乳の公式SNSでの発信が本格的に始まったそう。
「もともと豆乳を飲んだことがない方々に、我々の商品を知っていただくにはということを考えてはいたのですが、SNSでのバズがきっかけで情報発信を積極的にするようになりました」