3つの治療法で更年期障害を脱出
泥沼のように苦しい症状に悩んだ挙げ句、半年ほど経ってようやく自分が更年期障害だと気づきました。私が行った治療方法は、①女性ホルモン補充療法②テストステロン注射 ③デリケートゾーンマッサージの3つです。
私のような深刻な更年期障害では、保険適応の女性ホルモン補充療法だけでは対応できません。テストステロン注射を2か月に1回打つ男性ホルモン治療も加えました。
そしてエトロゲンの減少が引き金となって起こるデリケートゾーンの悩みを解消するため、エストロゲンの有用成分であるエストラジオールを配合した美容オイルを使用して、毎日お風呂上がりにデリケートゾーンのマッサージをしました。マッサージ開始から8週間で乾燥、ニオイなどデリケートゾーンの悩みが解消し、擦れて痛かったTバックも穿ける身体に戻りました。
このマッサージの具体的な方法は『女医が教える性のトリセツ』も詳しく解説していますので、ぜひご覧いただければと思います。
人生100年時代は、「閉経してから」のほうが長い!
「閉経したら女は終わり」。そんな言葉を聞くことがあります。
そもそも更年期の「更」とは、「かえる/かわる/替わる/改める」などの意味を持つ漢字です。「更衣室」「更新」の更ですね。つまり更年期は「変わる、変える」 という意味。決して「終わった」という意味ではないのです。
人生100年時代においては、私たちの人生は「変わって(更)」からのほうが長い。そんな中では、身体に起こる変化を受け入れて、前向きに生きていくことこそが人生を謳歌する秘訣、そう私は考えています。
構成/アケミン