ついつい飲みすぎて、記憶を失ってしまう…そんな人も対象
減酒外来は、アルコール依存症の患者の受診を促進することと、「完全にお酒をやめたくはないけど、もう少し量を減らしたい」という人でも受診しやすくするという目的があります。
なので、最近お酒の量が増えた、お酒で失敗したことがあって、自分の飲み方に不安があるという人でも気軽に相談してほしいものです。
減酒外来の対象となる人は
・お酒とうまく付き合っていきたい
・家族や同僚、友人からお酒を減らしたほうがいいと心配されている
・健康診断で、いつもお酒を減らすように言われている(例:糖尿病、高脂血症、高血圧など)
・ついつい飲みすぎて記憶を失くしてしまう(ブラックアウト)ので何とかしたい
・お酒の量をコントロールしたい
・身体のことが心配なのでお酒の飲み方を見直したい
・二日酔いで仕事に影響があるので何とかしたい
・お酒で失敗しないようにしたい
・休肝日を作れない
などです。
ここ2~3年はコロナ禍によって、外で飲む機会は少なくなったぶん、家飲みが増えたという人や経済状況の不安からお酒の量が増えてつらい…など軽度の症状の人の受診が当院でも年々は多くなっています。
「お酒をすっぱりやめる自信はないけどちょっと減らしたい」という人は、減酒外来をぜひ受診してみてください。