KEIO Mental #25
喜ばせたい10人を書き出す

喜ばせたい人10人でやる気は1万倍に

先ほど、喜ばせたい人とその理由を10人分を書き出してもらうワークを実施したことをお話しました。それらを書き出すことで、自分が想像以上の多くの人に支えられてきたことに改めて気づくと共に、その感謝の思いは脳に深く刻まれます。

これまで「誰かのために」ということを常に考えてきたと言い切れる人はそれほど多くはいないでしょう。

でも、誰かを喜ばせるためにがんばってみようと思うと、今までとは違う力が湧いてくるのを感じると思います。なんとも清々しく強い力があなたの背中を押すのを感じるはずです。

そして、誰かのために、と思って主体的に行動する姿は、チームメイトにもいい影響をおよぼします。

「喜ばせたい人10人」を記入して甲子園優勝を勝ち取った慶応メンタル。やる気が1万倍にもなって長続きする「他喜力」の強さ_4
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楽しい、ワクワク、好きという自喜の要素だけでは乗り越えられないことが世の中にはたくさんあります。しかし、そこに「誰かのために」という他喜の要素を加えることで大きな力が生み出され、さらなる高みを目指すことができるのです。

喜ばせたい人の名前と理由を10名書き出す前の他喜の力が1だとしたら、ワーク後には100になり、そしてその10名に面と向かって喜ばせたい理由を告げると、他喜の力はさらに100倍増え、10000になると伝えています。

おそらく気恥ずかしいことでしょうが、それを乗り超えた時、大きな力を手にしたと感じることができるでしょう。

文/吉岡 眞司 監修/西田一見 写真/shutterstock

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『慶應メンタル - 「最高の自分」が成長し続ける脳内革命』(ワニブックス)
吉岡眞司 (著)、 西田一見 (監修)
「喜ばせたい人10人」を記入して甲子園優勝を勝ち取った慶応メンタル。やる気が1万倍にもなって長続きする「他喜力」の強さ_5
2023/12/5
¥1,540
200ページ
ISBN:978-4847073892
前評判では、戦力的には決して高いとは言えなかった慶應高校野球部ナインは、なぜ2023年夏の甲子園で107年ぶりの優勝を果たすことができたのか? 
そこは彼らが1年にわたり続けた、「誰でもプラス思考になれる」メンタルトレーニング=SBTスーパーブレイントレーニングの効果によるものが大きい。
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