地上波では聞けない話が聞けるそれぞれの魅力

たとえば、先日世間も賑わせた佐々木朗希と審判の騒動について、「Satozaki Channel」では「俺は誰かを擁護したり、世論を気にせず、思ったことをしゃべります。炎上上等で!」と話し始めつつも、冷静な視点で50万回再生を突破して見せた。こうしたフットワークの軽さに加え、「Satozaki Channel」では毎日のようにアップする定番コーナーも充実。シーズン中は週に1度、12球団総チェックとして細やかな解説動画をアップ。秋になればドラフト予想を球団別に詳しく紹介するなど、野球ファンの求める情報にコミットしていく。

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©大久保博元 デーブ大久保チャンネル

一方の「デーブ大久保チャンネル」は徹底的にゲスト主義。そのラインナップがレジェンドOBからちょっとマニアックな裏方さんまで変幻自在のチャンネルとなっている。最近でも、阿波野秀幸(元近鉄など)の次に、西崎幸広(元日本ハムなど)へと、“トレンディエース”によるゲスト継投など渋い人選が光る。黄金時代の西武と巨人を知り、監督まで務めたネットワークを存分に生かしている。

パ・リーグを中心に球界の「今」を知りたければ「Satozaki Channel」。80〜90年代の在りし日のプロ野球「思い出」語りを聞きたい場合は「デーブ大久保チャンネル」。パ・リーグOBチャンネルでは明らかにこの2人がリードしている。