歌いながら感情を表現する難しさ

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プリとして美しい歌声を披露したヒャンギ
© HJ Holdings, Inc

──今回の撮影にあたって、事前にどんな準備をされましたか?

ヒャンギ 一番気がかりだったのは、ギターの演奏をしながら歌うこと。楽器を演奏したことがなかったのでとても心配でした。撮影に入る前に体系的に学ぶ時間がなかったので、できるだけ自然に見せたいと思い独学でコードを覚えて練習しました。難しかったです。

ヒョンスン 今回はダンスをたくさん踊るし、歌も歌うし、ギターも弾く。すごく心配していたのですが、準備を徹底する時間はなく、撮影期間もそれほど長くなかったので、与えられた時間と状況の中でベストを尽くして練習しました。

アイドルの役なので、見た目も大事。アーティスト写真の撮影では、アクセサリーはどんなものをどうつけたらいいかなど、細かいところまでヘアメイクチームと相談しながら一緒に作り上げていきました。

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大人気アイドルグループ・セズのレビ(左から2人目)は、グループのビジュアル担当
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──練習時間はタイトだったとはいえ、劇中での演奏や歌うシーンは本当に素敵でした。撮影時は、どんな点に気をつけましたか?

ヒャンギ サウンドは収録後に編集することも可能ですが、現場で歌うときの表情や感情は、そのときにしか出せないもの。歌いながら感情を表現することを心がけました。ふたりで音楽を作るシーンもあるのですが、一緒に作ることによって生まれるケミストリーも、うまく表現したいと思いながら演じました。

ヒョンスン 僕が歌うシーンで一番気を遣ったのは、劇中に流れる歌。ハンジュとドグクの関係を物語る歌詞が多いんです。はじめて会ったときにどんな気持ちだったのか、その後どんな感情を持ったのか。そしてこの歌を通し、どんなことを相手に伝えたいのか。歌で相手に気持ちを伝える意味も込められていたので、特に意識しながら演じました。