成功戦略1.他と一線を画するキャラクター
――やはり戦略あっての月100万円なのですね! その戦略を教えてください。
戦略は4つあります。まずは競馬ファンに対して、常に「誠実」であることを心掛けたことです。
私のサロンでは入会時に入会理由を記入いただいているのですが、「競馬に勝ちたい」よりも「立川優馬の人柄に惹かれた」という理由が多いんです。オンラインサロンには怪しいイメージをもっている方が多いので、それを払拭できるようファンの方とコミュニケーションを図りました。
結果的にそれが「立川優馬」のキャラクターとなりました。特に徹底したのは次の3つです。
1.馬券や予想購入を煽るような発言をしない
2.全ての対応を丁寧に、謙虚にする
3.わかりやすく言語化し、ロジカルな解説をする
――たしかに、ファンを集めるにはキャラは重要そうですけど、なぜこの3つを?
実は丁寧で謙虚な予想家は、この界隈では珍しい部類なんですよ。やはり競馬はギャンブルの側面が強いですから、荒っぽい言葉が飛び交うことが当たり前の世界。
その中でどんなときでも紳士的な対応をする「立川優馬」というキャラクターが、多くの競馬ファンに受け入れていただけだのだと思います。
具体的には、予想が当たったときも感情を爆発させることなく、冷静にレースを振り返り、常にフラットな感情で競馬に向き合うことや、SNSで厳しい指摘を受けたとしても、耳を傾けて謙虚に対応すること、などです。
――なるほど。「その業界でちょっと異色な人」になることにしたんですね。
結果的にそうなったというのが近いでしょうか。
あとは、3の言語化、ロジカルな解説というのも重要です。これも私の大きな強みだと思います。
私は「レース質マトリックス」という理論を提唱しています。これは、内容自体は特別新しい競馬理論ではありません。これまでたくさんの人が経験を積んで自然に身につけてきた競馬のセオリーを、誰よりも分かりやすく言語化し、解説しているだけです。
競馬の予想家は私じゃなくともたくさんいます。多くの予想家の中で、「この人を信じて買ってみようかな」と思ってもらえるかどうかが重要だと思うんですよね。
つまり、新しいことかどうかよりも、「情報の羅列」をファンやフォロワーにとって「有益な知識」にまとめ直して伝えることができるかということ。オンラインサロンはお金を払って学びにきてくれるのですから、なおさらです。
ーーそれは立川さんの本業が生きているところでもありますね。
そうかもしれません。でも、そのジャンルに詳しい、あるいは独自の理論をもっている人であれば、本職がどうとかはあまり関係ないと思いますよ。