初めに~「洗髪とは歯磨きのようなものである」
シャンプーを紹介する前に、「洗髪とは歯磨きのようなものである」という前提からお話しさせてください。歯磨きを丁寧にやってもブラッシングで取れない歯石はありますし、甘いものを食べすぎて虫歯になることもある。歯磨きは大切ですが、それだけで口内環境が完璧になるわけではありません。
それと同じく、髪にとって一番大切なのは、健康的な食生活やストレスをためないライフスタイル、効果的なミネラルの摂取です。これらによって“美しい髪が生える土台”を長期的に整えることが大事で、シャンプーはその土台づくりの一要素でしかありません。本記事で紹介した製品の効果を最大限引き出すためにも、ヘルシーで規則的な生活や食習慣と並行してシャンプーを選んでみてください。
ゴッドハンドが推す、誰でも購入ができるオススメシャンプー
まずオススメなのが、バンインターナショナルの「イオニート トニックシャンプー」。トニックシャンプーは人工の成分で清涼感を出しているものが多いのですが、「イオニート」に使われているのは天然メントールにチョウジエキスやティーツリー油といった自然由来の成分。頭皮をすっきりと洗い上げ、健康な髪の毛が育つ土台を作ってくれるトニックシャンプーは暑くなる季節にぜひ使ってほしい一本です。
ちなみに女性には、「イオニート エッセンスVシャンプー(モイスト)」を勧めることが多いです。イオニートは自然界の岩石から抽出したミネラルを使用しているという力の入れようで、こちらもミネラル不足が原因で髪質が落ちている人にはぜひ使ってみてほしい。トニックシャンプーでは洗浄力が強すぎるという方でも、こちらはしっとりと頭皮に優しい成分なので安心して使っていただけます。
次にオススメしたいのが、手前味噌で恐縮ですが、プーラ「プーラ ヘッドスパシャンプー」。実は、ドラッグストアなどで売られている石油系シャンプーに含まれる脂肪酸「ラウリル硫酸」は、洗浄力が強すぎて髪に必要な成分まで洗い流してしまうんです。ラウリル硫酸の刺激を10点満点中10、一般的に肌に優しいといわれる「アミノ酸」の刺激を7程度とすると、「プーラ ヘッドスパシャンプー」に使われる「カルボン酸」の刺激はわずか2~3程度。頭皮への刺激が抜群に少ない上、汚れはしっかり落とせるのが特徴です。
また髪のトラブルを抱える人に多いのが「ミネラル不足」なのですが、「プーラ ヘッドスパシャンプー」はミネラルと相性抜群の「フルボ酸」の微妙な配合にこだわっており、本品の使用が髪質改善の大きな一歩となる可能性は高いと思います。
男性が「プーラ ヘッドスパシャンプー」を使うときは、AGA(男性型脱毛症)向けのジェル「プーラ シナジーエッセンス」と組み合わせるのもオススメ。「プーラ ヘッドスパシャンプー」にはクエン酸、「プーラ シナジーエッセンス」には重曹が含まれているので、使用時に手のひらで混ぜると微炭酸が発生します。この微炭酸効果で、シャンプーだけでは取れにくい過酸化脂質の蓄積を抑え、抜け毛予防が期待できるのです。
また普段お店を訪れていただくお客様の男性には、いわゆる“石鹸シャンプー”も勧めていますね。スタイリング力に欠けるのでロングヘアの女性にはあまり適しませんが、ベリーショートの男性や髪の短いお子さんにはもってこいだと思います。なかでも、ミヨシの「無添加 せっけんシャンプー」は皮膚への刺激も少ない上、600円とお手軽価格で試しやすいところもいいですね。
「フケが止まらない」「髪の毛がベタベタする」「頭皮のかゆみが続いている」といったヘアトラブルに悩んでいる場合には、持田ヘルスケア「コラージュフルフルネクストシャンプー <うるおいなめらかタイプ>」を試してみてください。抗真菌成分の「ミコナゾール硝酸塩」がフケ原因菌の増殖を抑え、頭皮の状態を健やかに整えてくれます。